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3月, 2013の投稿を表示しています

Ardour3

オープンソースで完全フリーなソフトであるArdourが3/10にversion3にアップデートされました. ArchLinuxも今日レポジトリのパッケージがversion3にアップデートされた模様. ArdourはDAWソフトで,低レイテンシなオーディオサーバであるJACK Audio Connection Kitの作者であるPaul Davisによって作られました. フリーながらもかなりの高機能で,しかもLinuxのみならずMac OSXでも動作することで有名でしたが,今までMIDIシーケンス機能が備わっていませんでした. また,LinuxネイティブなバージョンのVSTだったり,LADSPAのようなLinuxのオーディオエフェクトプラグインを使うことも可能です バージョン3ではそのMIDIシーケンス機能が実装されたようで,DTMを行なう人にとっては朗報でしょう. ちなみに,UIや使用感はProToolsに近いようです(私はDTMをやらないのでわかりませんが) ということで紹介でした.

ArchLinuxでRuby2.0.0とmikutter0.2.1.1137を動かす

3/28追記: ArchLinux のruby-cairo パッケージ は1.12.2-4 か ら1.12.2-6 へ アップデート さ れ ま し た. パッケージ の 中身 は 変わ り ま せ んがPKGBUILD の 修正 があ った 模様. ま た,ruby-gtk2 も1.2.5 に アップデート さ れ た の で, 今 はmikutter は 普通 に パッケージ か ら 入れ る だ け で 動作 し ま す. よ って こ の 記事 は もう 役立た ず の 情報,obsolete な の で 参考 に し ない よう に し て く だ さい この記事はいわゆるバッドノウハウ,近い将来役に立たなくなるハズのtipsです 内容は表題の通り. 今回のアップデートでArchLinuxのrubyもついに2.0.0と相成りましたが, AURからmikutterをインストールしている場合にはアップデート後に rb_cCairo_Contextというシンボルがlibpangoにないと怒られて起動できなくなります. そこで,その場合の対処方法です 1st step mikutter入れなおし yaourtを入れている人は yaourt -S mikutter でmikutterを再インストールしましょう.ここでポイントは,PKGBUILDを編集してください. depends=('ruby-gtk2' 'ruby-cairo')と書かれている行を削除するだけです. 2nd step 要らないパッケージは消す 先ほど依存関係から外してしまったruby-gtk2関連のモノは消しましょう. mikutter以外にruby-gtk2パッケージに依存しているモノを入れてなければ pacman -Rns ruby-gtk2 で削除できます.正確には, ruby-atk ruby-cairo ruby-gdkpixbuf2 ruby-glib2 ruby-pango ruby-gtk2 のパッケージが要らなくなります. 3rd step 必要なモジュールのインストール さて,消したパッケージの分だけgemからパッケージをインストールしましょう. gem install (

ArchBSDの紹介とか感想とか

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ArchLinuxというLinuxのディストリビューションは皆さんご存知でしょうか. The Arch Way という理念を掲げた非常シンプルで簡素なディストリビューションです. このArchが持つ特徴に,パッケージ管理システムがあります. Debian系のdpkgやapt,Redhat系のrpmやyum,そしてSlackware系ともまた違う独立系のものです. pacmanという名前で, こちら が詳しいでしょう. そしてもうひとつ,ArchはGentooLinuxとおなじくローリングリリースなシステムなのも特徴です. さて前置きが長くなりましたが,最近発表されてテスト用ISOイメージが配布されたOSに ArchBSD というものがあります. 過去にもArchから派生した ArchHurd などもありますが,これもまたArchのシステムを応用しつつカーネルはLinux以外を使用しています. 名前通りBSDベースで,FreeBSDが元になっています. Gentoo/FreeBSDやDebian GNU/kFreeBSDと違うのはパッケージはオリジナルFreeBSDのportsをArchのビルドシステムであるABSに書き直してビルドして提供されてるところでしょう. そのためわりとオリジナルのFreeBSDに近いと言えるでしょう. initシステムはGentooで採用されているOpenRCです. 今回はVMware上にこのArchBSDをインストールしてみました. ホストOSはArchLinuxです. インストール方法は これ とか これ を見ればよいので割愛. ArchLinuxに慣れたユーザならほぼArchWikiにあるインストールガイドとそう大差ないのであっさり導入できることでしょう. 余談ですが,gihyoでの紹介ページにインストーラは"まだ"ないとありますがArchLinuxからしてインストーラがメンテナがおらず削除されてるのでメンテナ不足なArchBSDでインストーラが作られることはないのではないかと予想しています. 現在ブラウザはchromiumのみ存在しています.また,X WindowはありますがDEはLXDEのみ.WMにopenboxがあります.i3もレポジトリにあり