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4月, 2016の投稿を表示しています

Rump Kernelをつかってみる

RumpはNetBSD Runnable Userspace Meta Programの略である[ 1 ]. BSDCan 2009の論文を読むとRumpはNetBSDのカーネルをユーザランドにもってきて, 例えばネットワークをカーネルスタックをバイパスしてユーザランドにもってきた スタックで処理してスループットを上げたりするもの,と解釈していた. しかし,調べるとどうやら,単にユーザランドで使えるLibraryOSとしてだけではなく, Type1ハイパーバイザ上で直接動作するコンテナとしても使えるLibraryOSのようだ. Xen PVやVirtioのドライバが実装されているらしい. そこで,Rump Kernelを使ってみたメモ. experimentalなものらしいが,rumprunというのを使ってみる. これをつかうと簡単にRump Kernelを含むイメージファイルの作成・起動ができるらしい. 準備 $ git clone http://github.com/rumpkernel/rumprun $ cd rumprun $ git submodule update --init $ ./build-rr.sh hw これでrump kernelのツール一式とライブラリがビルドされる. build-rr.shにhw以外を渡してクロスビルドもできるっぽい. ここでは,x86_64なLinuxの上で作業したと仮定します. 次に環境設定. $ export PATH="${PATH}/$(pwd)/rumprun/bin" $ export RUMPRUN_TOOLCHAIN_TUPLE=x86_64-rumprun-netbsd これで,x86_64-rumprun-netbsd-gccなどRump kernelをlinkしてビルドしてくれるツールチェインへのPATHが通る. では次はアプリケーションをビルドしてみよう. アプリケーションビルド $ git clone http://github.com/rumpkernel/rumprun-packages $ cd mysql $ make bin/mysqldとしてビルドしたアプリケーションが置かれる. ただ

IIJmioのひかりコラボ,「mioひかり」でIPv6 IPoE

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そういえば最近関西から関東に引越しました. で,IIJmioのMVNOサービスを使ってたので,安さに目が眩んで, 回線+ISPにmioひかりを選びました. これはサービスインの時の てくろぐさんの記事 で, IPoE方式によるIPv6接続、DS-LiteによるIPv4接続への対応を検討しています。対応時期などは未定です。 とあったので, それへの期待も込みでした. そこで昨日,mioひかりでもIIJmio FiberAccess/NF同様にIPv6 IPoEとDS-Liteが オプションで使えるというプレスが出たので,早速申し込みました. IIJmioひかりにおけるIPoEオプション提供開始のお知らせ 料金は月額800円 私の場合,IIJmioの紹介割引x2と春のスタートアップ割引とmio割(MVNOとのセット割引) があったので,まあ月額800円でもお釣りが来るかな,とおもって迷わず申し込みました. ちなみに,今ならIPoEオプションの最初2月は無料だそうです. これが昨日の11時30分,申し込み受け付けのメール. そして19時間10分後の今朝6時40分のメール. メールではサービス開始が明日の日付になってますが, このメールの来た時間に丁度DNSが引けなくてネットワークが不通になりました. 理由は, 私がGentooでルータを作ってるため ,IPv6 PPPoE(net.ppp1)が切れた時点で 依存サービスのdnsmasqが停止して,家のLAN内のマシンが一斉にDNSが引けなくなったため. 一般的なブロードバンドルータつかってたり, DNSキャッシュサーバを建てずに直接DNSサーバとしてISPのサーバを指定してたらネットワークが不通になるなんてことはないです.(そのはず) で,ルータのWAN側のポートにRAされたPrefixでアドレス生やしてとりあえずgoogleとかにping6したら,疎通できました. ということで自宅もIPoEなv6が使えるようになりました. しかし,ルータでRA Proxyするまでは良いのですが, そのアドレスでLANから外に繋がらないので,ip6tablesのルールが間違えてる気がします. とりあえず,以下ポインタ OCN IPv6 の非固定pre

おるみんマイグレーション - 洗濯機扁

実は居を関西から関東に移しました. 以前は寮(というとちょっと語弊があるかも)に住んでいたので, 生活用品がほぼゼロで越してきたのでちょっと四苦八苦. 実家で昔単身赴任に使われ現在腐らせてる白物家電を送ってもらったのですが, 以前の使用者の片付けが非常に悪く(これは愚痴です),洗濯機の脚スペーサーがひとつ欠けており水栓つぎてと説明書が消失しておりました. 新居の洗濯機用蛇口は通常の蛇口だったので, この際と思い(というか以前の洗濯機使用者たる父が,「水栓つぎてで既存の蛇口を傷めるより別の蛇口にせよと頑強に主張したのもあるのですが),蛇口を交換してみることに. 過程を書くのは備忘録と,かつて一度だけDIYという記事タグを使ったことを思い出したためです. 使ったもの: TOTOのTW11Rとシールテープです. このTW11Rは大変素晴しく,給水ホースが簡単に取り付けられる上に止水弁があります. ホースが抜けても水がだばだばしません. それに,バルブは45度回すだけで開栓できる構造です. 取り付け方: まず元栓を閉めにいきます.だいたい玄関の外の水道メーターの近くだとか, アパートの1階の基礎部にまとめて並んでるとかです. 次に,既存の蛇口を外します. このようなレンチを使っても良いかもしれません.私はえいやと筋肉で外しました. 外したところには,以前のゴミや錆びがたくさん付いてるので使い古しの歯ブラシなどでキレイにしましょう. その次は,とりあえず蛇口を取り付けてみます. だいたい5回ほど回すと閉まると思うのですが,この時の回す回数を記録して蛇口はまた外します. そして,実際の取り付けにかかります. 蛇口のネジ部にシールテープを5,6周巻き付けます. シールテープは粘着性がないので,軽く引っぱりながらしっかり巻き付けます. 巻き付け終わったら指でおさえて更にくっつけます. そして,取り付けます.(先程記録した回数-1)回ほど回すようにしましょう. 回すとき,回しすぎたとおもって逆方向(緩める方向)に回すといけません. 回しすぎた時は取り外して取り付け部も蛇口のネジもシールテープをキレイに除去し, シールテープ巻き付けから再開します. そうしないと水漏れするからです. 以