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計算機科学(一部分野)の論文の探しかた・投稿先の探しかた

Google scholar や CiNii で検索しろなどという論文一般の探しかたはもう言われ尽くしてるので,CS(の一部の分野)に限った話をします。 論文 まず論文の探しかたとして, https://jeffhuang.com/best_paper_awards.html が 1996 年以降のベストペーパーを分野を横断して掲載しています。 分野ごとにトップカンファレンス 1 つしか掲載していないので網羅的ではないですが,面白い論文を探してるのなら手軽に探せると思います。 なんならここから見つけた会議名や論文についてる reference から芋蔓で他の論文探せますしね。 あとは IEEE Xplore や ACM Digital Library で検索するととてもよいですね。 IEEE や ACM が主な戦場ではない CS の分野はたくさんあると思いますが,私はそれらについて詳しくないので詳しい人に任せます。 また,検索した論文のカンファレンスが分野でどのぐらいの位置付けなのか,あるいは,この分野についてどういうカンファレンスをみればよいのか,というので, Conference Ranks Guide2Reserch これらのようなカンファレンスのランクが検索できるようなサイトでカンフェレンスの格付けが確認できます。 ジャーナルについてもランクが出てきますが。 最後に,普段から読んでる論文を Mendeley に登録しましょう。Mendeley が論文を suggest してくれるようになります。 なんならたまにメールとかで suggest をまとめて送ってくれます。 投稿先 先程も出したカンファレンス格付けサイト,これはひとつの参考になります。また,これは完全に OS や DB といった CS のうちシステム系に限定した話なのですが, http://www.cs.technion.ac.il/~dan/index_sysvenues_deadline.html テクニオン(イスラエル工科大学)の Dan Tsafrir 准教授がまとめていらっしゃるこのサイトが非常に有用です。 システム系の主要な会議が網羅的に書いてある上に,それぞれの締切日と開催日が載っています。 追記 OS 系会議リスト https://w

コマンドラインでメール/GPG で暗号化と復号

msmtp と msmtp-mta をインストールすると sendmail 互換のコマンドが生えるため CLI からメールがサクっと送れる。 これは Git で ML に patch に送る際に便利である。 defaults auth on tls on tls_trust_file /etc/ssl/certs/ca-bundle.crt logfile ~/.msmtp.log account gmail host smtp.gmail.com port 587 from example@gmail.com user example passwordeval "gpg --quiet --for-your-eyes-only --decrypt ~/.msmtp-gmail.gpg" account outlook host smtp.office365.com port 587 from example@outlook.com user example@outlook.com passwordeval "gpg --quiet --for-your-eyes-only --decrypt ~/.msmtp-outlook.gpg" account default : gmail こういう風に設定を書いておけばよい。 また,この際に password に平文でパスワードを書くこともできるが,passwordeval として暗号化されたファイルを復号するコマンドを記述すると, パスワードを暗号化し別に扱えるので便利である。 さて,ここで GPG の暗号化なのだが,暗号化のコマンドは以下の通り ➤ gpg --encrypt -o ~/.msmtp-gmail.gpg -r example@gmail.com - password ^D -r に指定するメールアドレスは自分の GPG 秘密鍵に登録してあるメールアドレスである。 コマンドの末尾に - を指定して