2014年春にThinkPad Edge E145を購入し,使用してましたが,
ので,VAIO Pro 13 | mk2をタッチパネルモデルで購入しました.
いろいろ妥協して,Core i5 + 8GB DDR3 Memory + SATA SSD(256GB)
今日初めて自分以外でVAIO Pro 13 | mk2でLinuxを使ってる人を観測できたので,私も忘れないうちにハマりポイントとレビューを残しておきます.
画像多めです
開封直後からWindows 10 Threshold 2のアップデートがw
受けとったその直後からカーネルVMキャンプ第二回参加のために一夜車に乗り谷川岳へ
谷川岳はヤマノススメの,ひなたとあおいの約束の山なのですが,ロープウェイ乗り場にヤマノススメが4巻(谷川岳登山)から以下続刊が置いてありおもしろかった.
(谷川岳のふもと,水上の古民家)
しゅううせんせー(@syuu1228)に借りたVAIO Pro 11(左)とVAIO Pro 13 | mk2
VAIO ProやVAIO ZはAMIのAptioの改造を使ってたようですが,UEFIのBoot Entryがちゃんと見えない上に
VAIOレスキューモード(UEFI設定に入る前に独自UEFI Appがhookして起動するぽい)を起動した瞬間Boot EntryをWindowsだけに初期化してくれやがる仕様だったのが,
mk2からPhoenixのSecure Coreになりタッチ対応,Boot Entryもグラフィカルに設定できるように.
方々のリリースで"VAIO Pro 13 | mk2はほぼフルモデルチェンジ"とのことでしたがそれはファームウェアもモデルチェンジのようで,UEFIであそぶことのある私には嬉しい誤算でした.
充実のインターフェイス.左から,SDスロット,3.5mmφミニヘッドフォンジャック,充電対応USB端子(雷マーク付き,USB 3.0),HDMI,Ether,VGA
反対側にも左側にもUSB 3.0端子が2つ. USB端子の色が全部黒でおどろきでした(規格とかどうなってるんだろ)
手持ちの録画データ(蒼き鋼のアルペジオ)をThinkPad Edge E145と同時に再生して比較
いやあ,さすがにsRGB面積比93%カバーらしいIPS液晶は違いますね.
ThinkPadがそもそも青めのTN液晶なので比較相手が悪いのはありますが……
おなじThinkPadならIPSなX250のFullHDとかと比較したいですね.
いままで右の青いやつに慣れきってたので,こんな青いものみてたんだという
純粋な驚愕がありました.
スピーカーはここ,ディスプレイに反射させて正面の人間に届く,と.
これはすごいなあってびっくりしました.それに音もわりと悪くない.音量も.
クソ耳なので信用できない感想ですが.
公式サイトにあったようにペン挟んでもまったく無傷,剛性も安心ですね.
なんか煽られてつい試してしまったけどこれで壊れたら私どうするつもりだったのだろう.
Windows 10大好きなので,UEFIでデュアルブートです.
ブートローダーはrEFIndがお好き.
いつもはXfceだったり,KDE5だったりですが,今回はタッチパネルとの親和性を考えて
GNOME3.GNOME3は3.4とかのときにGentooでhard maskされてるのを使って,
いろいろとハマったのでちょっと怖かったのですが,結論から言うととてもよかった
ArchLinuxなのでかなり新しいGNOMEですが.
ちょっとまえはFaenzaアイコンとGleybird themeとか,KDEだとBreezeで揃えるとかしてましたが,いまGTK3で他のタブレットやPCのOSとFeel&Look近いフラットな感じにしようとするとNumixみたい.
だいたいアイコンとテーマはArchLinuxのAURのvote数で多いやつを上からいくつかまとめて入れて,それぞれつかってみて決めてるけど,ここ半年ぐらいは何も考えずNumixです.
ところでひさびさにLinuxのLANGをen_US.UTF-8ではなくja_JP.UTF-8にしてみました.特に理由はないけどなんとなく.
ほぼGNOME3を入れてそのままで何も困らなかったのですが,2点困ったところをメモ
(上記画像はいくつかextension入れてますがこれは困っていれてる,というより便利だから入れてみたものですね)
https://lists.debian.org/debian-boot/2015/08/msg00381.html
そのキーボードとタッチパッドがresumeしたら死ぬという報告1つに留まるのみ.
いや,もうひとつフランス語(なぜ……?)の同様の報告をみつけたが,
的外れな回答が付くのみで解決となっていない
http://www.generation-nt.com/reponses/clavier-qui-se-blo-entraide-4261319.html
(Google翻訳で英語にして読んだので,読み間違えてるかもしれない)
これについて解決法を発見した.どうやら,キーボードコントローラマイコン(i8042)が勝手に取り外してるように思える.(コードは読んでないのでそうじゃないかもしれない)
が,とりあえず次のコマンドで再接続させる事で使えるようになる.
しかし,これをresume毎にオンスクリーンキーボードで入力するのはとてもじゃないがやってられない(タッチパネルは使えるのだ!)
ので,次のスクリプトを/usr/lib/systemd/system-sleep/に実行属性を付け配置し,systemdのsystemd-sleepのhookをする
これで,もうsuspend/resumeが怖くない.
2Dアクセラレータをsnaからglamorにしてみたり,uxaにしてみたりするけどあんまり変わらない気がするけど,結局いまはデフォルトに加えてTearFreeだけonにして使ってる.
そういえば最近画面落ちないな.X11ドライバの問題かi915ドライバの問題かまだよくわかってない.
そもそも,Windows 10にしたところでIntel HD Graphicsドライバが頻繁にクラッシュするのでどうしようもない気持ちになる.コードちゃんと目を通すべきだろうけどできてません.
やったことといえばプラットフォーム固有のACPIカーネルドライバであるsony_laptop.koを自動起動するようにしただけだが,/sys/devices/platform/sony-laptopが見えないためキーボードライトの制御とファンの制御と充電の制御ができない.おかしいな?
まあ最近あまり困ってないし,画面が落ちても1度電源ボタンかlidイベントつかってsuspend/resumeすれば復活するのがわかったので気にしない事にした.
suspend/resumeにまつわる問題も解消したし.
GNOME Shell ExtensionはArchLinuxのgnome-extrasパッケージグループで入ってくるやつと,Freon, Caffein, MediaPlayer, Weather, Skype integrationをAURからいれてる.
ついでに,WQHDやQHD+ほどじゃないけどいちおうHiDPIでWindows 10は125%表示にしてるので,GNOME Tweak Toolsで字のサイズを1.15倍ぐらいにしてみてる.けっこう良い.
普段使わないので困ってはないが,実はuvcvideoドライバがVAIO Pro 13 | mk2に搭載されてる新しいWebカメラに非対応らしく(uvcvideoプロジェクトページの対応デバイス一覧になかった) GNOME3のWebカメラツール,Cheezeは起動すると一瞬画像を表示してからクラッシュする.しかし今Skypeを試したら普通にWebカメラが使えていたのでよくわからない……
基本的にシャキシャキ動いてくれるし,画面キレイだし,タッチパネルはトラックポイント使えなくなった変わりにとても便利に使えてくれる.
11.6" WXGAで暮らしてたとこから13.3" FHDは夢みたいな世界だった.
そして起動が速い.Windows10もLinuxも体感的にほぼ同じぐらいの速度だ.
systemd-analyzeによると6秒ぐらいって言われた.Extensionいろいろ入れたから少しその6秒から遅くなってるかもしれないが,十分だ.いままでHDDのマシンしか所有したことがなかった.NVMe SSDだともっとすごいのだろうな……
基本的に性能やデザイン,剛性などどれも気にいっており,電池がすこし心許ない事以外は概ね満足している.これで進捗増えると,いいなあ.
ところでタッチパネルだとコンテンツをタッチしてスクロールさせたいので,mikutterのGTK3対応が望まれる.
追記
前回ThinkPad Edge E145を購入したときはその前の初ラップトップであるThinkPad X121eの中身をtar backupしたものをそのまま展開し,少々設定を変えるだけにした(どちらもAMDのAPUな11.6"モデルでわりと近いモデルのため)ので,ひさびさにイチからラップトップにインストールする事となった.
X121eのときから引きずって消しそびれたけど消していいかわからなくなってるドットファイル(ディレクトリ)群とか全部なくなって丁度良かったかな.
現状、おるみんのラップトップマシンはキーボードについてGとHのキーについて摩耗してキートップおよびセンサが半壊、ヒンジ周り他ケースが浮き始めている、AMD APU+HDDで若干の不便を感じはじめてきたなどがあるだや
— orumin (@kotatsu_mi) 2015, 11月 9
なんか常からgとhのキーが死にかけてて認識しない事がしばしば、つってたんですけどついに今日はg押したらyやtになる事例が発生していよいよ限界ある
— orumin (@kotatsu_mi) 2015, 11月 13
などが発生しており,コアもA4-5000なので動画再生は良いけどビルドの時とかが微妙だなあって考えるようになった.ので,VAIO Pro 13 | mk2をタッチパネルモデルで購入しました.
いろいろ妥協して,Core i5 + 8GB DDR3 Memory + SATA SSD(256GB)
今日初めて自分以外でVAIO Pro 13 | mk2でLinuxを使ってる人を観測できたので,私も忘れないうちにハマりポイントとレビューを残しておきます.
画像多めです
レビュー
開封直後からWindows 10 Threshold 2のアップデートがw
受けとったその直後からカーネルVMキャンプ第二回参加のために一夜車に乗り谷川岳へ
谷川岳はヤマノススメの,ひなたとあおいの約束の山なのですが,ロープウェイ乗り場にヤマノススメが4巻(谷川岳登山)から以下続刊が置いてありおもしろかった.
(谷川岳のふもと,水上の古民家)
しゅううせんせー(@syuu1228)に借りたVAIO Pro 11(左)とVAIO Pro 13 | mk2
VAIO ProやVAIO ZはAMIのAptioの改造を使ってたようですが,UEFIのBoot Entryがちゃんと見えない上に
VAIOレスキューモード(UEFI設定に入る前に独自UEFI Appがhookして起動するぽい)を起動した瞬間Boot EntryをWindowsだけに初期化してくれやがる仕様だったのが,
mk2からPhoenixのSecure Coreになりタッチ対応,Boot Entryもグラフィカルに設定できるように.
方々のリリースで"VAIO Pro 13 | mk2はほぼフルモデルチェンジ"とのことでしたがそれはファームウェアもモデルチェンジのようで,UEFIであそぶことのある私には嬉しい誤算でした.
充実のインターフェイス.左から,SDスロット,3.5mmφミニヘッドフォンジャック,充電対応USB端子(雷マーク付き,USB 3.0),HDMI,Ether,VGA
反対側にも左側にもUSB 3.0端子が2つ. USB端子の色が全部黒でおどろきでした(規格とかどうなってるんだろ)
手持ちの録画データ(蒼き鋼のアルペジオ)をThinkPad Edge E145と同時に再生して比較
いやあ,さすがにsRGB面積比93%カバーらしいIPS液晶は違いますね.
ThinkPadがそもそも青めのTN液晶なので比較相手が悪いのはありますが……
おなじThinkPadならIPSなX250のFullHDとかと比較したいですね.
いままで右の青いやつに慣れきってたので,こんな青いものみてたんだという
純粋な驚愕がありました.
スピーカーはここ,ディスプレイに反射させて正面の人間に届く,と.
これはすごいなあってびっくりしました.それに音もわりと悪くない.音量も.
クソ耳なので信用できない感想ですが.
公式サイトにあったようにペン挟んでもまったく無傷,剛性も安心ですね.
なんか煽られてつい試してしまったけどこれで壊れたら私どうするつもりだったのだろう.
Linuxで使う
さて,私はLinuxユーザーなのでLinuxを使います.Windows 10大好きなので,UEFIでデュアルブートです.
ブートローダーはrEFIndがお好き.
いつもはXfceだったり,KDE5だったりですが,今回はタッチパネルとの親和性を考えて
GNOME3.GNOME3は3.4とかのときにGentooでhard maskされてるのを使って,
いろいろとハマったのでちょっと怖かったのですが,結論から言うととてもよかった
ArchLinuxなのでかなり新しいGNOMEですが.
ちょっとまえはFaenzaアイコンとGleybird themeとか,KDEだとBreezeで揃えるとかしてましたが,いまGTK3で他のタブレットやPCのOSとFeel&Look近いフラットな感じにしようとするとNumixみたい.
だいたいアイコンとテーマはArchLinuxのAURのvote数で多いやつを上からいくつかまとめて入れて,それぞれつかってみて決めてるけど,ここ半年ぐらいは何も考えずNumixです.
ところでひさびさにLinuxのLANGをen_US.UTF-8ではなくja_JP.UTF-8にしてみました.特に理由はないけどなんとなく.
ほぼGNOME3を入れてそのままで何も困らなかったのですが,2点困ったところをメモ
(上記画像はいくつかextension入れてますがこれは困っていれてる,というより便利だから入れてみたものですね)
まず1点.suspend/resumeの後にキーボードとタッチパッドが使えない.
そもそもVAIO Pro 13 | mk2は日本でしか出てないモデルなのも手伝ってかVAIO Pro 13 | mk2でLinuxという情報が皆無です.唯一見つけたのはDebianのMLの,https://lists.debian.org/debian-boot/2015/08/msg00381.html
そのキーボードとタッチパッドがresumeしたら死ぬという報告1つに留まるのみ.
いや,もうひとつフランス語(なぜ……?)の同様の報告をみつけたが,
的外れな回答が付くのみで解決となっていない
http://www.generation-nt.com/reponses/clavier-qui-se-blo-entraide-4261319.html
(Google翻訳で英語にして読んだので,読み間違えてるかもしれない)
これについて解決法を発見した.どうやら,キーボードコントローラマイコン(i8042)が勝手に取り外してるように思える.(コードは読んでないのでそうじゃないかもしれない)
が,とりあえず次のコマンドで再接続させる事で使えるようになる.
# echo -n reconnect > /sys/devices/platform/i8042/serio0/drvctl1行目がキーボード,2行目がタッチパッド.0とか2の数字はもしかしたらハードによって違うかもしれないのでdmesgなどで要確認
# echo -n reconnect > /sys/devices/platform/i8042/serio2/drvctl
しかし,これをresume毎にオンスクリーンキーボードで入力するのはとてもじゃないがやってられない(タッチパネルは使えるのだ!)
ので,次のスクリプトを/usr/lib/systemd/system-sleep/に実行属性を付け配置し,systemdのsystemd-sleepのhookをする
This file contains bidirectional Unicode text that may be interpreted or compiled differently than what appears below. To review, open the file in an editor that reveals hidden Unicode characters.
Learn more about bidirectional Unicode characters
#!/bin/sh | |
case $1/$2 in | |
pre/*) | |
;; | |
post/*) | |
echo -n reconnect > /sys/devices/platform/i8042/serio0/drvctl | |
echo -n reconnect > /sys/devices/platform/i8042/serio2/drvctl | |
;; | |
esac |
2点目,Intel HD Graphicsドライバの不安定さ
たまにチラつくぐらいならいいけど,数時間使ってると突如画面がまっくらになる事がある. 温度が関係しているのかもしれないけど,すこしわからない.2Dアクセラレータをsnaからglamorにしてみたり,uxaにしてみたりするけどあんまり変わらない気がするけど,結局いまはデフォルトに加えてTearFreeだけonにして使ってる.
そういえば最近画面落ちないな.X11ドライバの問題かi915ドライバの問題かまだよくわかってない.
そもそも,Windows 10にしたところでIntel HD Graphicsドライバが頻繁にクラッシュするのでどうしようもない気持ちになる.コードちゃんと目を通すべきだろうけどできてません.
やったことといえばプラットフォーム固有のACPIカーネルドライバであるsony_laptop.koを自動起動するようにしただけだが,/sys/devices/platform/sony-laptopが見えないためキーボードライトの制御とファンの制御と充電の制御ができない.おかしいな?
まあ最近あまり困ってないし,画面が落ちても1度電源ボタンかlidイベントつかってsuspend/resumeすれば復活するのがわかったので気にしない事にした.
suspend/resumeにまつわる問題も解消したし.
その他,設定と感想
とりあえずTLPをいれてある.設定の変更はしてなく,デフォルト.Windowsのバッテリー優先モードぐらい保ってくれるかなあ?GNOME Shell ExtensionはArchLinuxのgnome-extrasパッケージグループで入ってくるやつと,Freon, Caffein, MediaPlayer, Weather, Skype integrationをAURからいれてる.
ついでに,WQHDやQHD+ほどじゃないけどいちおうHiDPIでWindows 10は125%表示にしてるので,GNOME Tweak Toolsで字のサイズを1.15倍ぐらいにしてみてる.けっこう良い.
普段使わないので困ってはないが,実はuvcvideoドライバがVAIO Pro 13 | mk2に搭載されてる新しいWebカメラに非対応らしく(uvcvideoプロジェクトページの対応デバイス一覧になかった) GNOME3のWebカメラツール,Cheezeは起動すると一瞬画像を表示してからクラッシュする.しかし今Skypeを試したら普通にWebカメラが使えていたのでよくわからない……
基本的にシャキシャキ動いてくれるし,画面キレイだし,タッチパネルはトラックポイント使えなくなった変わりにとても便利に使えてくれる.
11.6" WXGAで暮らしてたとこから13.3" FHDは夢みたいな世界だった.
そして起動が速い.Windows10もLinuxも体感的にほぼ同じぐらいの速度だ.
systemd-analyzeによると6秒ぐらいって言われた.Extensionいろいろ入れたから少しその6秒から遅くなってるかもしれないが,十分だ.いままでHDDのマシンしか所有したことがなかった.NVMe SSDだともっとすごいのだろうな……
基本的に性能やデザイン,剛性などどれも気にいっており,電池がすこし心許ない事以外は概ね満足している.これで進捗増えると,いいなあ.
ところでタッチパネルだとコンテンツをタッチしてスクロールさせたいので,mikutterのGTK3対応が望まれる.
追記
前回ThinkPad Edge E145を購入したときはその前の初ラップトップであるThinkPad X121eの中身をtar backupしたものをそのまま展開し,少々設定を変えるだけにした(どちらもAMDのAPUな11.6"モデルでわりと近いモデルのため)ので,ひさびさにイチからラップトップにインストールする事となった.
X121eのときから引きずって消しそびれたけど消していいかわからなくなってるドットファイル(ディレクトリ)群とか全部なくなって丁度良かったかな.