ここ最近めずらしく新品で大量にライトノベルを購入してしまいました。
なれる!SEです
1巻はなぜか発売してすぐに学校の図書館に入ってたのですぐに読みました。
その時から少し気になっていたのですが、近くにライトノベルを割りと取り揃えている店が出来たのでついつい続刊を買ってしまったのですが、
次々続きが気になってしまい、買い足しを続けてた結果現行の最新刊である9巻まで揃えてしまいました。
ということでレビューというか感想です
この作品が如何にIT業界のアレなところをリアルに書き出してるかは私は言及しません。
一介の学生ですし、おまはやですし。
ただ軽くあらすじを
主人公は桜坂工兵くん。
よくいる新卒社会人として描かれていると思います。
ちょっとしたスタートダッシュの遅れにより彼の就職活動は失敗と言える状態になり、
藁をも縋る思いで受けた会社で見事合格、SE(Systems Engineer)として働くことになります。
就職活動というか新卒制度って残酷ですよね。
大学は就職訓練所じゃないのに、そうせざるを得ない情況になってると思えてくるあたり
それはさておき、入社したスルガシステムで待ち受けてたのは終電当たり前どころか徹夜もよくあるような環境で、上司はOJT(On the Job Training)とはいいつつほぼググれの一辺倒な投げっぱなし具合。工兵くんはIT知識ゼロっぽいし。
入社前に自分の就職するところで使われてる技術とか用語ぐらい調べろよ!とか思わないでもないかったですが、自分が工兵くんの立場なら確実に入社前は何もしないし上司に憤慨しますね。
この上司というのが上司ながらも幼女にしか見えない凄腕ネットワークエンジニアの室見立華さん。はっきりいってコミュ障と言われてもしょうがないです。
とはいえこの上司の言い分は正論でもあって、自分で調べられないような人がエンジニアを自称するのはどうなの、というのには納得。私もそう思います。
しかしこんな上司相手になぜかガッツ(死語)を見せる工兵くん。
負けず嫌いなんでしょうけれど、だからといって一晩で用語とかを調べ上げるあたりかなり優秀じゃないか……
しかも室見さんと一緒に行った客先での取引とか絶対コミュニケーションのプロだと思うのですが。
何故こんな人材が就活失敗したし。
そして仕事を辞めるかどうか悩みつつもシステムを立ち上げた達成感のために結局SEを継続しちゃう工兵くん。
どんなに辛くてもなにかを作ったときのカタルシス、わかるような気がします。
とはいえこんなにブラックで辛いところなら転職してもとは思わなくもないですが、1巻ではSEのそういった達成感と辛さどちらもかなり伝わってきて楽しく読めますね。
以後続刊でも次々と難題を振られ、苦しみながらも解決していく工兵くん
運用業務だったり提案だったりPMだったりCEだったり客先常駐だったり...etc...etc
工兵くんと室見さんだけじゃなくて、同じSE部のアシスタントである謎の万能キャラであるカモメさんや常に死にそうで流されてるように見えて実は強かな藤崎さん、そして運用業務を行なうOS部で室見さんのライバル(?)でもある姪乃浜さんといった多彩なキャラクタが物語を盛り上げます。
工兵くんと様々なキャラクタの丁々発止な掛けあいがテンポが読んでいて楽しいですし、文章もなかなか読ませてくれるので常に続きが気になる、とても良い本です。
また、随所に就活する人間に向けたメッセージ性も含まれており
IT業界を目指す学生には必読と言っても過言ではないと思っております。
ということで、是非そういった学生には1-9巻全部読破してほしいですね。
わたしも学生ですが。
なれる!SEです
1巻はなぜか発売してすぐに学校の図書館に入ってたのですぐに読みました。
その時から少し気になっていたのですが、近くにライトノベルを割りと取り揃えている店が出来たのでついつい続刊を買ってしまったのですが、
次々続きが気になってしまい、買い足しを続けてた結果現行の最新刊である9巻まで揃えてしまいました。
ということでレビューというか感想です
この作品が如何にIT業界のアレなところをリアルに書き出してるかは私は言及しません。
一介の学生ですし、おまはやですし。
ただ軽くあらすじを
主人公は桜坂工兵くん。
よくいる新卒社会人として描かれていると思います。
ちょっとしたスタートダッシュの遅れにより彼の就職活動は失敗と言える状態になり、
藁をも縋る思いで受けた会社で見事合格、SE(Systems Engineer)として働くことになります。
就職活動というか新卒制度って残酷ですよね。
大学は就職訓練所じゃないのに、そうせざるを得ない情況になってると思えてくるあたり
それはさておき、入社したスルガシステムで待ち受けてたのは終電当たり前どころか徹夜もよくあるような環境で、上司はOJT(On the Job Training)とはいいつつほぼググれの一辺倒な投げっぱなし具合。工兵くんはIT知識ゼロっぽいし。
入社前に自分の就職するところで使われてる技術とか用語ぐらい調べろよ!とか思わないでもないかったですが、自分が工兵くんの立場なら確実に入社前は何もしないし上司に憤慨しますね。
この上司というのが上司ながらも幼女にしか見えない凄腕ネットワークエンジニアの室見立華さん。はっきりいってコミュ障と言われてもしょうがないです。
とはいえこの上司の言い分は正論でもあって、自分で調べられないような人がエンジニアを自称するのはどうなの、というのには納得。私もそう思います。
しかしこんな上司相手になぜかガッツ(死語)を見せる工兵くん。
負けず嫌いなんでしょうけれど、だからといって一晩で用語とかを調べ上げるあたりかなり優秀じゃないか……
しかも室見さんと一緒に行った客先での取引とか絶対コミュニケーションのプロだと思うのですが。
何故こんな人材が就活失敗したし。
そして仕事を辞めるかどうか悩みつつもシステムを立ち上げた達成感のために結局SEを継続しちゃう工兵くん。
どんなに辛くてもなにかを作ったときのカタルシス、わかるような気がします。
とはいえこんなにブラックで辛いところなら転職してもとは思わなくもないですが、1巻ではSEのそういった達成感と辛さどちらもかなり伝わってきて楽しく読めますね。
以後続刊でも次々と難題を振られ、苦しみながらも解決していく工兵くん
運用業務だったり提案だったりPMだったりCEだったり客先常駐だったり...etc...etc
工兵くんと室見さんだけじゃなくて、同じSE部のアシスタントである謎の万能キャラであるカモメさんや常に死にそうで流されてるように見えて実は強かな藤崎さん、そして運用業務を行なうOS部で室見さんのライバル(?)でもある姪乃浜さんといった多彩なキャラクタが物語を盛り上げます。
工兵くんと様々なキャラクタの丁々発止な掛けあいがテンポが読んでいて楽しいですし、文章もなかなか読ませてくれるので常に続きが気になる、とても良い本です。
また、随所に就活する人間に向けたメッセージ性も含まれており
IT業界を目指す学生には必読と言っても過言ではないと思っております。
ということで、是非そういった学生には1-9巻全部読破してほしいですね。
わたしも学生ですが。