2013年3月19日火曜日

ArchBSDの紹介とか感想とか


ArchLinuxというLinuxのディストリビューションは皆さんご存知でしょうか.
The Arch Wayという理念を掲げた非常シンプルで簡素なディストリビューションです.
このArchが持つ特徴に,パッケージ管理システムがあります.
Debian系のdpkgやapt,Redhat系のrpmやyum,そしてSlackware系ともまた違う独立系のものです.
pacmanという名前で,こちらが詳しいでしょう.
そしてもうひとつ,ArchはGentooLinuxとおなじくローリングリリースなシステムなのも特徴です.



さて前置きが長くなりましたが,最近発表されてテスト用ISOイメージが配布されたOSに
ArchBSDというものがあります.
過去にもArchから派生したArchHurdなどもありますが,これもまたArchのシステムを応用しつつカーネルはLinux以外を使用しています.
名前通りBSDベースで,FreeBSDが元になっています.
Gentoo/FreeBSDやDebian GNU/kFreeBSDと違うのはパッケージはオリジナルFreeBSDのportsをArchのビルドシステムであるABSに書き直してビルドして提供されてるところでしょう.
そのためわりとオリジナルのFreeBSDに近いと言えるでしょう.
initシステムはGentooで採用されているOpenRCです.



今回はVMware上にこのArchBSDをインストールしてみました.
ホストOSはArchLinuxです.


インストール方法はこれとかこれを見ればよいので割愛.
ArchLinuxに慣れたユーザならほぼArchWikiにあるインストールガイドとそう大差ないのであっさり導入できることでしょう.
余談ですが,gihyoでの紹介ページにインストーラは"まだ"ないとありますがArchLinuxからしてインストーラがメンテナがおらず削除されてるのでメンテナ不足なArchBSDでインストーラが作られることはないのではないかと予想しています.


現在ブラウザはchromiumのみ存在しています.また,X WindowはありますがDEはLXDEのみ.WMにopenboxがあります.i3もレポジトリにありますがパッケージ不足.
freebsd-sourcesやfreebsd-worldをインストールすればカーネルビルドも楽にできます.
portsから自力でPKGBUILD書いてArchBSDのパッケージを作るのも手でしょう.
Archに慣れてる自分としては,pacmanが使えるBSDは快適に思えます.



最近はPC-BSDもローリングリリースに切り替えたそうで,パッケージ管理もFreeBSD 10-CURRENTで採用されたpkg(8)を使用しているそうです.
カジュアルなBSDの流れが来ているのかも.


最後に,このプロジェクト気に入った人は是非Donationしたげてくださいな

TLで呟き見たので補足
ベースはFreeBSD9.1です.FreeBSDの最新のstableに追随するものかと思われます.
パッケージはあくまでports由来でそれをArchのパッケージ形式にしているだけです
ftp://archbsd.net/
ここにあるcoreとextraとcommunityがそれぞれの公式レポジトリです.レポジトリの名前は本家Archを踏襲しているようです.
また,パッケージからのインストール先は/usr/localでベースシステムと切り離してあります
既にAURも存在しており,一般ユーザからレシピファイル(PKGBUILD)を提供できるようになっています.